| 2.硫黄の発生源
硫黄の生産量のほとんどは、石油精製からの回収硫黄で占められています。
石油中に含まれる硫黄は、化学的には、遊離硫黄・メルカプタン・アルキル硫黄などの構造を形成しています。 これらの硫黄化合物は、 燃料油の場合・・・悪臭や大気汚染の原因となる プロセス油の場合・・・不純物として忌避される 潤滑・防錆油の場合・・・金属腐食の原因となる など様々な弊害を引き起こします。
このように硫黄化合物は各種油類を使用していく中で弊害となるため、石油精製の過程で除去されます。硫黄の除去は大きく分けて、水素化(脱硫)・部分燃焼(部分酸化)・触媒反応(クラウス反応)の3つのプロセスからなり(下図参照)、最終的には単体硫黄として回収されます。これが、現在一般に使用される硫黄原料となります。
日本で多く使用されている石油(中東産)は全般的に硫黄の含有量が多いという欠点があり、国内における脱硫は他国に比べ、より高い精度が求められます。また、世界的な環境意識の高まりから、回収される硫黄量は増加傾向にあります。
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